報恩講六日目 大逮夜 2020年1月27日

 1月 27日(大逮夜)入楽    

先、出仕楽

次、総 礼    

次、正信偈   真四句目下

次、念仏讃   濁 五 

次、和 讃(正像末 五)

   初重「五十六億七千萬」

   「念佛往生の願により」

 二重「眞實信心うるゆへに」

   「像法のときの智人も」

 三重「彌陀の尊號となへつゝ」

   「五濁惡世の有情の」

 五遍反

次、廻 向   我説彼尊功徳事

次、総 礼

次、退出楽

 

夜座は今晩が最終。この日の夜を大逮夜といい、萬行寺ではこの一週間の中で一番賑々しく勤められます。

かつては萬行寺の日曜学校が親鸞聖人の劇を披露したりした時代もありましたが、今日では自然相和会(教区の雅楽会)ができてからずっと入楽の法要を行っています。かれこれ20年以上になるだろうと思います。

今晩は楽人が6名。教務所の職員さんも3名おいでになりました。教務所から毎年ご出仕いただいています。

 

 

 

さて、一般的に「雅楽」と聞くと「お寺」をイメージする方は少ないのではないかと思います。

 勝手なイメージなのですが私などは、神社などの印象が強く、なんとなくですが貴族たちが優雅に宮廷で蹴鞠を蹴って遊んでいるシーンが思い浮かぶ始末です。(雅楽とはあまり関係ありませんが・・・・)その謂れを詳しく見てみると、そもそも雅楽は仏教音楽として発展し、遥かシルクロードを通じて、日本へは仏教伝来とともに伝えられたのだそうです。

荘厳な浄土世界を表現するきらびやかな内陣装飾をその視覚的に表現し、その音声(おんじょう)や楽器でもって聴覚的な部分を雅楽が担っています。共に五感に壮大な浄土の風景をうったえる恰好のツールとして発展したものです。それからもう一つ忘れてはならないのが嗅覚。これには香が大事な役割を果たします。浄土の荘厳は人間が持っている感覚全てにその世界を観ぜられるものとして発展してきたといわれています。

たとえば教会だとパイプオルガンなどは「壮大な神の世界」を表現するのに音や装飾などを駆使して表現されてきたのだろうと想像しています。たとえば雅楽の場合においても、東洋独特の音感やリズムによってアジアの幻想的な風景を想像させたり、聴く人にどこか懐かしさのような感じも与えるのではないかと想像します。

 この時期は法要は寒いのですが、この大逮夜の参詣は年々徐々にではありますが増えつつあります。雅楽が入ってのお勤めはもうすでに20年ほど続けています。演奏は自然相和会という教区の楽人や声明の研鑽を積んでいる会に毎年お願いして演奏していただいています。

長崎教区内の寺院にはご門徒が楽人を行うお寺もまだ結構あり、若い人も研鑽を積み賑やかなお寺もあります。

 

牛島達郎今晩のご法話は萬行寺衆徒の牛島さん。

ご話の時間は約30分程度で少々消化不良の感が否めませんが、そんな短時間の中でよくまとめてご法話されました。

 

 

<法話メモ>

往相の回向の利益によって還相回向が開かれてくる。

往相廻向が実現した人が正定聚に住する人である。

正定聚は諸仏に等しい存在。

 

法話の後は、少し慌ただしいのですが、その後はおやつとお茶を出してのしばしの語らいです。

毎年、真光寺(雪浦)の御門とである指方浩氏が指導をしているグループ「アンサンブル浩々」の皆さんに歌声を披露していただきました。

このコーラスグループの由来は、かつて萬行寺に仏教青年会(略称:仏青)で大変お寺も賑わっていました。しかし、時代の流れでしょうか、仏青も下火になって来たということで、仏青の活動を「コールサンガ」というグループとして展開することになりました。その頃の様子を思い出せば、様々な人がこのご縁にあっていたように思います。

それが30年ほど続いたでしょうか。やがてそのコーラスも解散にとり、当時のコールサンガの指揮者でもあった指方氏が残ったメンバーの何名かで現在のアンサンブル浩々を結成しているということです。

 

「礼讃無量寿」清水脩:作曲

「わたしがいのち」亀井廣道:作詞 指方浩:作曲

「朝」榎本栄一:作詞

などを歌っていただきました。

 

を歌っていただきました。

仏教讃歌を聞く機会が減っているように感じる今日この頃。

はじめて聞く方も多いかもしれません。実は仏教讃歌は様々な人によってかなりの数が作曲されています。そのなかでも最も真宗門徒の中で一番有名なのは「恩徳讃」と「真宗宗歌」でしょうか。

 

 

 


 何年か前までは飛び入りもありました。たまには歌声などの披露もありかなと思います。あるいは特技を披露する人があってもいいかなとおもいます。

「報恩講」というと、どうしても構えてしまうところがありますが、時には中こんな和む一時があるのもいいでしょう。

 

 

 

 

明日はいよいよご満座です。

始まりは7:30から。法要の後には参詣者全員に「お通夜」ということで、赤飯などの「おやつ」が振る舞われます。終了は少し押しますが9:30の予定です。どうぞご参詣ください。

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