報恩講の準備が始まります。

 明日から報恩講の準備がいよいよ始まります。まず事始めは新年互礼会。

 各地区の講頭と呼ばれる地域の責任者50名が一同に会して初顔合わせをします。

ここで2週間にわたる法要の役割分担などを確認します。法要が1週間あり、それまでの準備に1週間を要します。それだけに様々な準備のための準備が必要になってきます。

 報恩講は爾来より、いろんな方々のお力添えと懇志によって支えられてきました。

 

まず仏華を立てるのに一週間。御華束を立てるのに約4日かかります。その間の2週間、厨房は毎日フル回転です。さらに何日か前から献立やメニューの打ち合わせには余念がありません。IMG_0051.jpg

報恩講の立華は五具足で朝から夕方までかかって計6杯を5日ほどかかって立てますが、それでも準備段階から数えると一週間はかかります。

この日のために何年かかって育てた松を山に切りに行く作業から始まります。

なかなかなの重労働です。

萬行寺には昔から御門徒による華方が組織され、何人かで立ててくださいます。どなたも素人ではありますが、熱心で一時期は教区の仏華講習会などをこぞって受講したり、老院の手ほどきを受けながら研鑽を積んできました

 

 

下の写真は御華束(おけそく)と呼ばれるもので、すべて餅でできています。いわゆるお供物で、上のほうに乗っている黄色いものはミカンです。時津町・長与町はみかんの産地でもあり、御門徒のミカン農家よりみかんの志が上がることから昔よりミカンを入れることになっています。

お華束 御華束に使う餅は総量が3斗5升で個数で言えば5700個。それだけの餅を朝早く蒸したものを機械でついてもらい、人海戦術で延べ棒で薄く伸ばし、一つずつくり抜いてまるめます。

総勢で80名ほどの御門徒が汗を流します。

 今の時代にこれだけ手間のかかる御華束を作ることができるのはいつまで出来るものかとお寺にいる者としては常にハラハラしています。しかし、それでも長年い間に受け継がれた技術が今に生きているのですから不思議です。今のところなんとか繋がっているといったところでしょうか。

 

 

コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL