2019.04.28 Sunday
春の永代経法要がつとまります!
永代経法要を上記の日程にて厳修いたします。
今回のテーマは「念仏するこころ」です。
永代経法要は永代にわたってお経(おしゃか様の教え)が読誦され、お釈迦様のみ教えに直接触れる機会をいただく法要です。
その法要に参詣する意義とはなんでしょうか。
私はこのように感じています。
お経(=お釈迦さまの教え)とは、私が「悲しみや苦しみの多い人生であっても、いただいたいのちを精一杯に生き抜いてほしい」と願われている人間存在であると教えてくださいます。
そのことに「目覚めさせるはたらき(=ブッダの法)」にであう絶好のご縁なのです。
この「人間に生まれる」ということを親鸞聖人が師の一人と仰がれた源信僧都の作とも伝えられている念仏法語(横川法語)には次のように記してあります。
それ、一切衆生、三悪道をのがれて、人間に生まるる事、大きなるよろこびなり。
身はいやしくとも畜生におとらんや、家まずしくとも餓鬼にはまさるべし。心におもうことかなわずとも、地獄の苦しみにはくらぶべからず。世のすみうきはいとうたよりなり。人かずならぬ身のいやしきは菩提をねがうしるべなり。
このゆえに人間に生まるる事をよろぶべし。
念仏法語(横川法語)伝源信僧都 真宗聖典p961
このように、ブッダの教えに出遇うということは、人間であることの悲しみに触れて、その悲しみの底から人間に生まれたことのよろこびをふつふつと感ずる。そのようなものではないかと思います。
なお、お寺の法要は、門徒・未門徒・宗派・宗教/先祖の有無に関係なくどなたでもお参りできます。
今年の五月は超大型連休。10連休後は忙しいかとは存じますが、どうか万障繰り合わせてご家族や友人などを誘い合わせて参詣くださいますようご案内いたします。
いつも綺麗な写真とお寺のことをもっと知りたくなる詳しい情報があり、いつも感心しております。
法要、お参りしたいのですが、なにせこちら遠隔地のためお参りできません。
せめて法要の様子でもと観させていただいています。