御華束と餅つき

御華束(おけそく)とは、餅のお荘厳をいいます。

R5315321.JPG餅つきやお華束は、あえて昔ながらの製法で行います。集まっていただくご門徒さん方にはいつもお世話いただいてます。

これだけの人の手によって親鸞聖人の御仏事をお勤めするのは大変なことです。

まず、蒸した餅を棒で伸ばします。餅がさめる前に素早く伸ばさないと伸ばしてもすぐ元の形に戻ってしまい、均等に伸ばすことができなくなります。まさにスピード勝負です。見ているよりも案外に大変です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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棒で伸ばした餅を40人くらいで大小合わせて5700個ほどくりぬいていきます。これでも内陣の荘厳の関係で随分と最近は数は少なくなりました。かつてはお華束の数がもっと多かったですから、以前より1000個ほど減っているのではないでしょうか。

ここではかなりシステマチックで誰でもできるようになっています。

 

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お華束つくりは、それぞれのお寺で様々な方法で作られているようですが、萬行寺の方法ではくり抜く分、無駄も多くでます。しかし、正確さと効率を考えるとこの方法が一番いいようです。それぞれの道具はご門徒の家具職人さんが作ってくださいました。これらはお寺の大切な財産です。

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一つ一つ串にさしていきます。報恩講は「須弥盛り華束」といって一列に挿していきますが、萬行寺の御華束は「杉盛り華束」といって交互に刺していく方法は平常時の荘厳なのだそうですが、この方式をとっています。

 

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土台はご門徒の各職人さんに作っていただきました。真宗本廟まで見学に行って研究した成果です。

これがなければ御華束はできません。これのお陰でキレイな御華束が立てられます。

おおよそ形が出来上がりました。

餅が乾燥する前に手早く刺さなければ、乾いてしまって体と形を整えられなくなり、大変です。かといって、あまり早く刺してしまっても柔らかすぎると潰れてしまい、串に刺した餅の重みで隙間が空いてしまいます。これではいくらあっても足り無なくなります。乾き具合のタイミングは慣れないければ難しい作業です。また、その日の温度などによって出来栄えにも影響します。

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最後はみかんの産地、長与町の塩床から毎年みかんをいただいて盛ります。形は完成。あとは色付けをして完成です。

 

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