帰敬式についての説明会 その7

長崎市の大橋メモリードホールをお借りして、長崎市内の方を中心に説明会を行いました。
やはり宗教団体ということが足かせになってこちらが思うようには行きませんでしたが、それでもこころよく施設を提供してくださった方に感謝いたし、お礼申しあげます。

これまで14カ所で説明会を行いましたが、これで一応、全て終了です。
やり尽くしたとはまったく言えませんが、これまで行ったことのない新たな試みとしては非常に収穫のある説明会だったと思います。
このように”説明”をしてその意義を理解していただくということは大事なのだなと深く感じました。

今回は18人の参加がありました。
萬行寺のご門徒は滑石と横尾地区の一部に古くからのご門徒がありますが、多くの長崎市内に住まいの方は、新規の門徒になられた方。または時津町から転居して市内移られた方が多くいらっしゃいます。ですからその多くが昔で言う「分家」の方がたです。それぞれの地域において様々反応が違いますが長崎市内も独特の反応でした。

今回のとても大事だと思ったことは、帰敬式は何かと言えば、「自分の家は真宗門徒と言っていた者が、自分は真宗門徒です」とはっきり言える者に成ろうと言うことだったと感じました。そこに宗教的自覚を持った「個」が一人(いちにん)として、単独者として誕生することが願われているのです。現代の社会は、集団のという枠から飛び出した個が一人歩きしています。この現実社会をこの身に受けて前に進んで行くためには、とても大切な要素だと感じます。

説明が終了後、時間のゆるすかぎりお茶をのみながらミニ座談会を行いました。
「私は主人を失くしてお寺にご縁をいただきました。これまでどこがいいかなと、色んなお寺を拝見させてもらいましたが、いつまで自分がもふらふらしていてはどこにいても何をしていても一緒だと思い、どこかにしっかりと身を据えて教えを聞いていきたいと言う気持ちが強くなりました。それで県外に就職した息子と相談して萬行寺さんにお世話になろうと決めました。そのときに帰敬式というのが今度あると聞いて式を受けることにしました。」という方がいらっしゃいました。
Q 受式後はどのような生活をしたらいいのですか?
A 世間的な因習や常識に流されがちな日常にあって忘れてはならないことは、仏教徒としての名告りである法名をいただいた身であることの自覚です。その自覚から、朝夕の勤行を生活の基本とし、お寺の法座にすすんで身を運び、別院や本山に参詣するという聞法生活がはじまるのでしょう。聞法の生活とは、南無阿弥陀仏の法がわが身にはたらき展開するということです。そのはたらきを受けとめるときに生活の規範と実践が生まれてきます。お寺やお内仏での仏法聴聞に限らず、食事の時は食前食後のことばを唱和し、生活のありとあらゆるところでお念仏をいただいていくことが大切な生活実践といえます。帰敬式を受け、本尊のまえに身をすえる中で、如来の本願の教えにわが身の姿が問われ、いのちの事実に目覚めていく、そこに法名を名告って生きる真宗門徒の生活があるのでしょう。
Q 私の家は分家で、まだ葬儀を出していないので、門徒ではないのですが、それでも受式出来ますか?
A 帰敬式の本来の願いも、門徒の有無も、本家・分家の違いを問わず受けたいと自主的に思われた方はどなたでも結構です。縁有るときが受式のチャンスだとお考えください。今回の帰敬式は特に分家の方や遠隔地にお住まいのご家族に受式を進めていただければと思っています。出来るかぎり多くの方が受式されることをねがっております。
Q 私は子どもの頃、帰敬式を受式して法名をいただいていますが、その法名用紙が何度探しても見つかりません。そのような場合、もう一度受式することは可能ですか?
A ぜひ受式ください。法名は1996年(平成8年)からすすめられている「帰敬式実践運動」によって東本願寺が管理をするようになりました。
 そもそも法名は仏さまからいただいた大切な自分の名前ですので、自己管理が基本となっています。そしてなによりも大事なことは、法名とは私たちが仏さまより授かった生涯の指命を名前として顕したものでもあるのです。南無阿弥陀仏の名号も同じことですが、名前は呼応しあうからこそ「名前」となるのです。ですから、法名をいただいた方は引き出しに大切にしまったままにせず、憶えて大切に使っていただきたいと思います。

Q 娘を受式させたいのですが、将来真宗の方とご縁があるかわからないので、受式させるかどうか迷っています。もし、他宗に嫁いだ場合、法名はどうなりますか?
A 基本的には帰敬式そのものは仏教徒となる儀式ですから、本来は宗派は問いません。しかし、宗派によってそれぞれの伝統がありますので、そのことを尊重すべきでしょう。まず、お手次の宗派の寺院に尋ねられるのがいいと思います。一番大切なことは、真宗門徒の家庭に生まれたのならば、念仏の教えにであってほしいものです。そこからはじまるご縁もあるのではないでしょうか。帰敬式がそのきっかけになればよいのではないかと思います。
Q 受式するのは本人でなければいけませんか?
A 必ず本人がおいでください。申し込まれた方で病気や仕事の都合などでどうしても当日受けられない場合は、事前にお寺にご連絡ください。後日改めて執行いたします。
Q 帰敬式を受けるときに気をつけることは?
A 念珠(数珠)は必ず持参してください。服装はラフな格好や華美な服装にならないようであれば結構です。また、アクセサリーなどは極力控えていただければと思います。帰敬式で用いる肩衣(かたぎぬ)と勤行本は、受式される皆さまに当日お渡しします。帰敬式では、決められた「肩衣」をかけて受式していただきます。受式後は、お寺やお内仏にお参りするときに必ず着用するよう心がけてください。 当日の詳細については申し込み期間終了後に追って受式票を送付し、ご案内いたします。
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