報恩講厳修!!

1月22日から28日までの一週間、「報恩講」がつとまります。

どなたもお参りください。

 

昔は何もなかったが、何かがあった。
今は何でもあるが、何かが足りない。

 報恩講の時節になりました。本年も皆さまと聞法に励みたいと思います。昔から真宗門徒は「親の法事より報恩講、親の法事も報恩講」・「報恩講に参るのが真宗門徒」と言われるほど、報恩講を大切にする気風がありました。
原爆以前の長崎では、報恩講の時期になると商店も軒並み休業するほどお寺は賑わった、と言われています。その後の復興により、生活が安定するとその光景は一変したと聞いています。しかし、どんなに便利になり生活が豊かになろうとも、それらが人生の空虚さの解決にはなりません。親鸞聖人の教えは、そのような私たちに「だからこそ、道を訪ねていこう」と背中を押してくださるのでしょう。どうか次世代の念仏者も誘って、お寺の法要にお参詣くだいますよう、ご案内申し上げます。

 

秋の法要 永代経

 

 ずいぶんと寒くなってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、この度の法要は浄土真宗の拠り所となっている経典『浄土三部経』が読誦されます。

 永代経法要は、数多ある釈尊の説法の中でも「浄土」について説かれた経典を拠り所とし、導かれて生きられた先達を訪ねつつ、私たちより続く未来の仏法者への道をつくる法要でもあります。

 この度、厳修される永代経とは、まさに「お釈迦さまの報恩講」ともいえる真宗肝要の法要の一つです。どうぞ、そのお経に「念仏して生きる」人生の深い意義を共に訪ねてまいりましょう。有縁の方々を誘いあって参詣下さいますよう、ご案内いたします。


 

秋のつどい お彼岸のごあんない

9月になりました。お盆が過ぎると次はお彼岸。月日が過ぎるのは早いもの。

「ぼーとして生きてるんじゃないよ」とチコちゃんに怒られそうです。

5歳のチコちゃん曰く、

「大人になると時間の流れが早く感じるのはなぜだろう?」

その答えは

「キラキラしていない。生活の中に感動がない」からなのだそうです。

・・・・・・確かに・・・・・

毎日同じ事の繰り返しで、日常に感動がない。子どもを見ているとまさにそのことがわかります。

 

ということで、

暑さ寒さも彼岸まで。あっという間にお彼岸のご案内です。

人の世の悲しみ深く知る頃は
いよくみのり法の尊かりけり   金子 大栄『くずかご』より


 ある方が私にこう仰いました。
 「これまで家族の為に他人を蹴落としてでも、なり振り構わず働いてきました。しかし定年を迎えた今、これまでの自分を振り返ってみると、私の人生これでよかったのかと思います。そう考えると、「寺に参れ、聞法せよ」と言っていた親の気持ちが今になって分かるような気がします。」
 まさに『時機純熟』、仏法のご縁が熟したのでしょう。人の世の悲しみを知った今こそ、尊き教えに出遇う無二のご縁ではないでしょうか。
 実りおおき聞法の季節です。みなさま有縁の方を誘って、どうぞお参詣ください。
 法要の参詣は宗旨・ご先祖の有無に関係なく、どなたが何回お参りされてもけっこうです。特に次世代の方々にお勧めください。


 

 

夏のつどいのおしらせ

2023作あがり 7月の12日と13日に毎年恒例の『作上がり法要』をお勤めします。

<ご案内>

  蝉声天に満てる候、いかがお過ごしでしょうか。 かつて人々は野山の草木や路傍の虫にも手を合わせて生きていました。それはすべてのいのちと共にあるという豊かな生き方であるように思います。ですから当然の如く農繁期が終わると、生きるために仕方なく殺してきた虫たちのいのちを拝むため、お寺で「法要」を勤めてきたのです。
一方、私たちの生活は文明の発達によって格段に便利になりました。しかし、かつてのような時代とは決定的に何かが違うと感じます。
夏の一時、有縁の方々を誘ってお寺の法要に参詣下さいますようご案申し上げます。
 

 

おとなの寺子屋講座

「おとなの寺子屋講座」始まっております。昨年の9月より『歎異抄』をお話ししております。

この歎異抄は、仏教書の中でも多く読まれている本だと聞いています。今日では様々な視点から多くの本が出版されているいわば名著です。

 宗教の問題を考えるという意味において、歎異抄は現代社会を生きる私たちに大切な視座を与えてくれることでしょう。そこに流れている宗教的普遍性は時代を超えもなお私たちに充分にうったかけるものがあります。

「他力の信心」・「有縁の知識」etc・・・・聞きなれない言葉は多くありますが、親鸞聖人の珠玉の言葉に触れるたびに新しい発見があります。

 

先月(5月の6回目)は第5章を取り上げました。この章は、前の第4章から続いて問題が続いて展開している点もあり、続けましたが次回の第7回目は第9章を中心に学んでいきたいと考えております。


 

 

 

 

 

 

春の法要をお勤めいたします

2023春永代経【永代経法要ご案内】
 お釈迦さまは今から二五〇〇年ほど前に亡くなられました。しかし、その精神は南無阿弥陀仏となって念ずる人のこころに今も生き続けています。

 その教えは国境や言葉、時代など境遇の違いを越えて、人々が共に敬ってきた教えは今日を生きる私たちにどのような道を示しているのでしょうか。
 この度の法要は浄土真宗の要である『浄土三部経』(仏説無量寿経・仏説観無量寿経・仏説阿弥陀経)が読まれます。
 皆様なにかとお忙しい時節とは存じますが、どうか万障繰り合わせの上、お孫さんやご家族・友人など、有縁の方々を誘いあって参詣くださいますよう、ご案内いたします。

 

春のお彼岸 ご案内

 冬の厳しい寒さが和らぎ、緩やかな春風のにおいを感じる。すると不思議に心が和み、長かった冬の厳しさを忘れます。季節は目には見えませんが、たしかに春がやってきたと感じる瞬間です。
私たちは自力で春を知ることはできなくなりましたが、草木はちゃんと春を知っていて、「春が来たよ」と私たちに教えてくれているようにも感じます。
 このように、私たちは目では見ることのできないものの用きによって自分の現在地(此岸)を知らされながら日々生きています。
それと同じように『彼岸会』は「いのち帰すべき処」へ趣くべき道をしめしてくださる声なき諸仏の用きをいただき、そこに開かれてある豊かな人生を喜ぶ機縁として永らく勤められてきた法要です。
どうぞ、有縁の方々を誘って参詣くださいますよう、ご案内いたします。

 

 

寺報『徳風』36号も追って掲載いたします。


 

報恩講をお勤めします!

報恩講をお勤めする時節になりました。

 報恩講は宗祖親鸞聖人の祥月命日を機縁とした真宗門徒の肝要の法要で、古くから「報恩講に参らないなら真宗門徒ではない」。あるいは「親の法事より報恩講・親の法事が報恩講」とまで言われるほど大切にお勤めされてきた法要です。

 その濫觴(らんしょう)は法然上人の遺言に由ります。古来より日本の伝統的な仏事は、生者から死者へ追善を行う追善の仏事でした。

 法然上人は自分の滅後には亡き人の追善を行うための仏事ではなく、亡き人を縁としその御恩に報じ念仏をことを主とする仏事を行なってほしいと遺言されました。

 法然上人が勧められた報恩の仏事という考えは、これまでの日本人には全くみられなかった新しい仏事の潮流でした。

 これに因って日本の仏事に新たな流れが誕生したのです。この伝統が親鸞聖人の滅後にも引き継がれ、本願寺第3世の覚如上人の時代にあたって親鸞聖人の33回忌を機縁とし、これまで行なわれてきた報恩の仏事を本格的に『報恩講』とあらため、我々の真宗門徒の根本仏事として毎年全国の真宗寺院で永らく勤められるようになりました。

 現代では、親鸞聖人といっても遠く離れた昔の人ではあります。しかし、私達が身近な人を縁として営む真宗の仏事は、どれも報恩講なのです。つまり、私たちに先立って亡くなっていかれた方々は親鸞聖人と同じように私と念仏の縁を結んでくださる方々としてその御恩を報じ、その方々とのご縁を通して阿弥陀如来の教えに遇うために仏事が展開するのです。

 そう言った意味で報恩講は、私たち真宗門徒にとって仏事の根本なのです。

どうぞ皆様うえんの方々を誘い合わせて報恩講に参詣ください。

 

 この度の法要は昨今の感染状況を鑑みて、通例通りの一週間の厳修ですが、日中のみといたします。夜の座はありませんのでご注意ください。(住職)

秋のお彼岸 ごあんない

9月20日㊋ 〜24日㊏

 

講師 渋谷行成 師(九州教区 駐在教導 珀明寺住職)
 

彼岸より 佛法聞けよと 如来の呼び聲


 夏の暑さもようやく和らぎ、秋の虫の声も聞こえるようになりました。いよいよ聞法の季節がやってまいります。
 お彼岸はは聖徳太子の時代より日本独自の伝統仏事として勤められるようになったと伝えられています。

 仏教を敬った聖徳太子は聖地であるインドから遥か遠く離れた極東の地、日本を「日出る国」と表現されました。

 その敬い心から彼岸の時期には太陽が真西に沈む一週間を西方の阿弥陀仏国(彼岸・浄土)を観ずる彼岸会(ひがんえ)として勤められるようになったのが由来といわれています。

 

 この度も以下の日程とご講師で法要をお迎えいたします。コロナウイルスの感染がひろがっております。お参りの際には感染予防をお願いします。お寺でも予防を心がけつ
つおこないたいと思っております。どうぞ、ご家族を誘ってお参詣ください。

夏の法要はじまります。

でに決まっていることだからと、すぐに信じることはやめなさい。

多くの人が言っているからといって、信じることはやめなさい。

聖典に書かれているからといって、信じるのはやめなさい。

師や権力者が言ったからといって、信じるのはやめなさい。

長い間受け継がれてきたことだからといって、信じるのはやめなさい。
自分で分析し納得した上で、それらがすべての人に苦を生じさせない行為であると知ったならば、受け入れて尊敬しなさい。
             仏陀のことば『カーラーマ経』より

 

 どうぞ、有縁の方々を誘ってお寺の法要に参詣下さいますようご案内いたします。

 

講師:中川 唯真氏(九州教区駐在教導 長崎教務支所)

    ・・・・・・10日 日中(10:00〜12:00)

          11日     〃 (           〃           )

       住職 亀井攝

     ・・・・・・10日 逮夜(19:30〜21:00)

 

 

 

おとなの寺子屋講座 6月

 毎月25日は法然上人・蓮如上人御命日定例法座。28日は親鸞聖人御命日定例法座が朝10;00から12;00まで勤まっています。

その中の25日の定例法座を『おとなの寺子屋講座』と銘打って2年ほど行ってきました。

 当初予定の講座が終了し、仕切り直して再出発の予定でしたがコロナウイルス感染拡大の影響もあって2年ほどやむなくお休みしておりました。

 この度再始動が決定し、5月から4回の予定で正信偈について学んでおります。

 

 4月は「偈前の文」と「帰敬偈」についてお話ししました。今月からいよいよ「法蔵菩薩因位寺 在世自在王仏所」からはじまる弥陀章に入ります。

 

どこまでできるか、どんな風になるかわかりませんが、一緒に学んでいきたいと思います。

どうぞご参加ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永代経法要